ビートをいじって、ラップがはまる隙をつくる

ビートをいじって、ラップがはまる隙をつくる

#26:2023年8月16日発行

2023/8/16

written by @raq_reezy
おはようございます。
先日、ある食べ歩き動画を見て、どうしてもソースカツ丼が食べたくなり、長野市にふらっと旅行しました。国内とはいっても、自分の住んでいる場所以外についてはあまり知らないもので、色々と些細な気づきがありました。
例えば、長野市って、長野県のかなり北の方にあるんですね。どのくらい北かというと、武田信玄と上杉謙信の戦いで有名な川中島が、まさに長野市です。川中島は「越後(新潟)の龍」として知られる上杉謙信が「ここを抑えておかないと、越後にいつ攻め込まれるか分からない」と考えて、武田信玄から奪取しようとした地域だから、新潟にめちゃめちゃ近いんですね。「アイデアは移動距離に比例する」とはハイパーメディアクリエイター高城氏の言葉ですが、やはり移動を増やすと、それだけ何かしら学びがあります。
それでは、今週もニュースレターをお届けします。

ビートをいじって、ラップがはまる隙をつくる

僕は普段ビートをいじることは、ほとんどありません。というのも、基本的にはラッパーだし、トラックメイカーの方がよほど音楽のことは分かっているだろうと思うからです。
でも、たまにラップが入る隙がないほど、上音が空間を埋め尽くしているビートもあります。
カッコいいビートなのでラップを乗せたいんだけど、上音が埋め尽くされている。こういうときは、ビートの特定音域をちょっと削って、ラップがはまる隙をつくることがあります。
これは完全に我流ですが、このときに使うのがLogic Pro Xの「Linear Phase EQ」です。
下の方の真ん中ちょっと左を見ていただくと分かると思うんですが、Linear Phase EQでは「真ん中(Mid Only)」や「左右(Side Only)」に絞ってEQをかけることができます。

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