アーティストとして「歴史に名を残す」とは

アーティストとして「歴史に名を残す」とは

#41:2024年9月4日発行

2024/9/4



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written by @raq_reezy

📝 コラム:アーティストとして「歴史に名を残す」とは

ラッパーというのは、全員が全員とは言いませんが、やっぱしGOAT(Greatest Of All Time)を目指したい生き物なので、歴史に名を残せるなら、残したいという人も多いのではないかと思います。
そこで、今回は(ラップに限らず)ちょっとした頭の体操で「歴史に名を残す」とは何かということを考えてみたいと思います。
「歴史に名を残す」というと、何か凄いことをすると、勝手にその名前が歴史という場所に刻まれて、未来永劫、残るようなイメージが浮かびます。
しかし、歴史は人が記憶や記録を紡いできた結果でしかないので、「歴史に名を残す」というのは正しくは「今のところ、歴史に名を残している状態が続いている」だといえます。
そもそも、歴史に名を残すというのは、自分の死後のとても長期での勝負です。いくら現世で生きている間に有名であっても、人気であっても、それを知っている人は100年もすれば全員死んでいなくなります。
だから、歴史に名を残すためには、そもそも「自分に死後も、自分のことを新たに知る人が現れる」ということが必要不可欠になります。

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